
フィッシャーのFacebookページにてこんな写真がアップされてました。
そういえば、ウォリアーズにもいたなと。この頃にNBA選手会長に就任し、選手から不満のあったボールを元に戻したという実績を残していますね。マブス時代だけ飛ぶ鳥後を濁す感がありましたが、他のチームではずーっと存在感を発揮してました。
さて、表題の件です。
これはWikipediaにも掲載されているほど有名なエピソードで、ジャズに所属していたころの話です。
チームの4年ぶりのプレイオフ進出に貢献した。チームは1回戦でヒューストン・ロケッツを破り、カンファレンスセミファイナルにまで駒を進めるが、しかしフィッシャーは網膜芽細胞腫と診断された娘の手術に立ち会うために、チームを離れなければならない状況に追いやられた。古巣のウォーリアーズとの初戦を欠場したフィッシャーはニューヨークで娘の手術の成功を確認した後、飛行機でソルトレイクシティに向かい、すでに第2戦の前半を終えたエナジーソリューションズ・アリーナへと急いだ。フィッシャーを欠いたジャズはウィリアムズとディー・ブラウンしかポイントガードを務められる選手がいなかったが、ウィリアムズはファウルトラブルに陥り、ブラウンはチームメイトとの衝突で怪我を負い、すでにコートから去っていた。この非常事態の中、場内にフィッシャーの到着が伝えられる。フィッシャーはアップもしないままユニフォームに着替えて会場に走った。観客が総立ちで迎える中、コートに立ったフィッシャーはいきなり2アシストでチームの危機を救うと、オーバータイムまで縺れた試合終盤には貴重な3ポイントシュートとフリースロー2本を決め、チームは第2戦をものにした。フィッシャーが会場に現れた瞬間は、この年のプレイオフでも最も印象深いシーンの1つとなった。
(デレック・フィッシャー - Wikipedia)
映像はフィッシャーがコートに登場するところから始まります。ヒーローは遅れてやってくるじゃないですが、待ち望んでいた役者の登場に会場は歓喜の渦に巻き込まれています。見守ってくれたチームやファンへ見事に恩返しができたシーンだと思います。
その後、娘の治療を優先するため、医療施設の充実した大きい都市への移籍を考え、ジャズを退団します。レイカーズに復帰にはそんな経緯がありました。これだけ影響力のある選手ですから、来季からニックスのHCに就任が決まってます。どんな指揮を取るのかが楽しみですね。
コメント